東京都出身、燕市在住の日本画家安田洋の日本画と素描を紹介します。新春の澄んだ空気をまとうような日本画の世界をお楽しみください。安田洋さんの描く弥彦山や田園の風景見ると、新鮮で、親しいような、ふしぎな感じがする。就職を決めるときたまたま公募があったという偶然で燕市に暮らし始めた人の目に映る光景の初見感と、そこに10年の日々を過ごしてきた日常感が、きっと同じくらいの濃度の生き生きとした色となって絵筆でまじりあい、広がっているからだろう。 (大倉宏/新潟絵屋)