
五十嵐拓也は、刈羽郡刈羽村に生まれ、現在は柏崎市で大型機械のエンジンを直す仕事をしている。
幼いころから絵を描くことが好きだった作家は、成人してから油絵を始めた。
主題は一貫して祖父の旋盤工場。オイルの匂いや旋盤を動かす音が聞こえてくるような画面の中心には旋盤機がある。
また近年は、作品におばあさんや動植物が現れ柔らかな構成に変化している。
懐かしい思い出の旋盤工場の様子に思いをはせ、作家は自分の工場内のアトリエで今晩もカンヴァスに向かっている。
100号の大作約20点の展示と、小品の展示販売を行う。